自分探しにはこれ1冊!
物語思考~「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術~
けんすう(古川健介) (著) 

/自己啓発
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    物語思考~「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術~
    けんすう(古川健介) (著) 

物語思考

こんにちは。
10年前から成長が横ばいのポンコツサラリーマンの土星です。

最近はあまり自己啓発本を読んでいなかったのですが、
SNSで紹介されていたのをたまたま見て、
面白そうだったので、早速、購入しました。

こんな人におすすめ

・なりたい自分像はあるが、具体的にどうすればいいか分からない方

・将来どうなりたいか、自分自身でもいまいちわからない方

・人生の楽しみ方を知りたい方

本書の概要・あらすじ

本書の著者である者けんすう(本名 古川健介)氏
起業家、エンジェル投資家、代表取締役など幅広く、錚々たる肩書を持つ方です。

私自身は本書ではじめて、けんすう氏を知りましたが、
肩肘張らないちょっと脱力した感じと、ビジネスにおける鋭い感じがあり、
そんな、けんすう氏が、ご自身の経験から、
物語思考という考え方で、
自分が考える、なりたい自分を目指します。

帯には糸井重里氏からの
ほんとに実行する人がいたら、ほんとにうまくいくと思う。

というコメントや
ひろゆき氏からの
人生の”過程”の楽しみ方を知らないで損をしている人へ。
というコメントが書いてあります。

人生とは、あなたという主人公が、なりたい自分になるための成長物語。

目次

1.オープニング 「物語思考」とはなにか?

2.ステップ1 頭の枷を外しながら、なりたい状態を考える

3.ステップ2 「キャラ」の作り方

4.ステップ3 「キャラ」に行動させよう

5.ステップ4 キャラが最高に活きる環境を作ろう

6.ステップ5 物語を転がそう

7.エンディング 物語にゴールはない

【物語思考の5ステップ】

1.自分を制限している頭の枷を取る

2.なりたいキャラクター像を設定する

3.そのキャラを実際に動かす

4.そのキャラが活きる環境を作る

5.そのキャラで「物語を転がす」

本書は物語思考という、なりたい自分のキャラを設定し、
そのキャラやキャラ自身が生きる環境を作り、
物語として、自分を成長させ、なりたい自分を目指します

具体的な例やワークシートがついているので、
すぐに手と頭を動かして、始めることができます。

本書の感想

本書は、現状に漠然とした不安があり、
成長して、何者かになりたいけど、
何から手を付けたら良いか分からない人向けの本に感じます。

そのため、決断・行動はそんなに苦にならず、
現状にそこそこ満足していて、
このまま波風を立てずに暮らしたいというような人には、
あまり意味がないように思います。

本の中身は具体例が多く、文章も理解しやすいように書かれており、
体系的にも構成的にもきちんとしており、とても読みやすいです。

上記にも記載しましたが、
内容はなりたい自分のキャラを設定して、
人生をRPGの主人公ように俯瞰して、
自分自身を制御することによって、
なりたい自分になる。
そのための方法や具体例などが記載されています。

私自身は、どちらかというと、その時の気分で生きてる人間でしたが、
Do(何をしたいか)で物事を考えていたからだと気づきました。
「なりたい自分をイメージする」ことからスタートし、
Doじゃなくて、Be(どうありたいか)を考える必要が
あることに気づきました。

本書にあるキャラ(キャリア)の考え方は大きく書くと、下記の通りです。

・10年後のなりたい姿を決める(やりたいことをリストアップ)

・なりたい姿が実現できそうなキャラを設定する
  ※キャラを設定する理由は行動から変えようとすると、
   すぐに成果が出なかったときに長続きしないから

・キャラになりきって、行動をすることによって、設定したキャラに近づくことができる

一部抜粋ですが、個人的にはステップ5の内容も参考になりました。
目標を決めたら、どうやるかを決める。
どうやるかを決めるコツは戦略、作戦、戦術の3つに分けて考えるという内容。

本書の全体を通じて、闇雲に頑張って、実りのない努力をしないで、
なりたい姿から逆算して、行動を起こしていくことで、
なりたい姿に向かっている過程を楽しもう、
という気持ちになります。

こういった本にありがちな、
読んだはいいけどワークはやらないということには
なりませんでした。

ちなみに個人的に一番きつかったのはなりたい自分を100個書き出すこと。
無理やりひねり出しても70個くらいが限界で、そこから先がきつかったです。
でも、そのおかげで自分の事を深堀りすることができました。

年齢、環境が変われば、価値観も変わってきますので、
改めてこれからのなりたい自分像を明確にしていくのは、
満足に生きる上で大事だなと思いました。
是非本書を読んでみて下さい。

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