経済雑誌や佐藤優さん(元外務省主任分析官)がお勧め1冊とのことで、早速購入。
題名にもありますが、スパイの思考法/情報分析方法のテクニックを学んで、
それをビジネスにも応用しようとする本です。
情報をいかに収集し、整理して、説明するかといったビジネススキルと
相性のよい情報分析官のテクニックを細かに解説しています。
著者はイギリスの政府通信本部(GCHQ:国内外の情報収集・暗号解読を担う諜報機関))で長官を務めた方で、昨今のウクライナイ紛争についても言及しています。
007などスパイというと映画ではカッコいいイメージでしたが、
実際のスパイ(情報分析官)の仕事はとても地道で泥臭いもののようです。
コツコツとデータを集め、確実性を推し量り、ネットワークを構築し、それを手繰り寄せる。
膨大な手間と労力を要する仕事であり、
それはビジネスにも共通するノウハウが詰まっています。
本書の肝は「SEES分析」です。
S:Situational awareness(状況認識)
E:Explanation(事実説明)
E:Estimates(状況予測)
S:Strategic notice(戦略的通告)
これからスパイがどのように論理的な決断するか、
その考え方を学び、より良い意思決定ができるようになることは、
皆さんの人生に大いに役立と思います。
是非とも興味がある方は読んでみてください。
総合評価
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