僕たちの死体探し
こんにちは。
漫画にお金を使いすぎて怒られたポンコツサラリーマンの土星です。
お勧めに本作が挙がっていたので、試し読みしてみたら、
いつも通り、面白くてハマってしまった(笑)
少しマイナーかもしれませんが、個人的にはお勧めです!


こんな方におすすめ
・オカルト、サスペンスものが好きな方
・冒険ものが好きな方
・夏の思い出を思い出したい方
・ノスタルジックな青春物語を読みたい方
・心に残る謎解きを楽しみたい方
・少年が成長していく過程を描いた作品が好きな方
本書の概要・あらすじ
概要・あらすじ
少年×ひと夏×冒険=“ボーイ・ミーツ・クライム”! !
衝撃のジュブナイル・サスペンス(全3巻)!!
夏休みのある日、本書の主人公であるイッシンこと乾一真少年は
同じ中学に通う仲間と共に旅立つ。
数年前に消失した「あの娘」に再び会うために。
そして全ての真相はその土地にはびこる
児童誘拐事件へと繋がっていく。
話は夏休み、中一の主人公が親にも告げないまま自転車で
出発したところから始まります。
理由は2年前に行方不明になった同級生の女の子を探すため・・・
行方不明になった数日後、その同級生のスマホから送られてきたのは写真。
そこには犯人らしき怪しい天狗面の男と背後に映っていた送電線の鉄塔。
その鉄塔は特殊なもので、一年半かけてそれがどこの鉄塔かを
探り当てた主人公は、仲間の男子2人、
さらに話を聞きつけた女子一人のパーティーで特殊な鉄塔へ向かいます。
日帰りでは着けない距離の旅に、主人公たちを狙ってくる者が現れます。
犯人は誰でどんな真相が隠されているのか。
まさに手に汗握る展開になります。
主要キャラクター
物語の進行とともに成長し、複雑な感情を抱えながら冒険を繰り広げる少年たちのキャラクターには、
読者を引き込む魅力が詰まっています。
それぞれのキャラクターを紹介していきます!
1. 乾 一真(いっしん)
【主人公・冒険の中心に立つ少年】
性格: 真面目で内向的、しかし勇気と決意を持つ
役割: 物語の進行役、謎解きの中心人物
『ぼくたちの死体探し』の主人公、乾一真(いっしん)は、
失踪した同級生の白石春菜を探すために冒険に出る少年です。
物語の最初では、ごく普通の中学一年生ですが、春菜の失踪をきっかけに次第に大きな成長を遂げます。
非常に内向的で控えめな性格の彼は、友達に対しても自分の気持ちをうまく表現できませんが、
仲間や真実を守るためには何でもする覚悟を持っています。
彼が抱える最大の特徴は、失われた青春というテーマに深く結びついている点です。
失踪した春菜を追いかける中で、彼はただの「探偵役」ではなく、
仲間たちとの絆や、自分自身の成長を描く重要なキャラクターとなっています。
注目すべき成長:
一真が物語の中でどのように自分の恐怖や不安に向き合い、仲間たちと共に真実を明らかにしていく姿は、まさに成長物語そのものです。彼の成長に引き寄せられた読者も多いことでしょう。
2. 白石 春菜(しらいし はるな)
【失踪した同級生・謎の中心に存在する少女】
性格: 謎めいた存在、どこか影のある少女
役割: 物語のカギとなる人物、失踪事件の鍵
春菜は、一真が追い続ける「失踪した同級生」であり、
物語の核心に位置する人物です。
彼女が失踪したことが、物語の発端となり、物語の終結に向けて重要な役割を果たすことになります。
春菜のキャラクターは、どこかミステリアスであり、
その背景や行方を追う過程で次第に明らかになる彼女の過去や秘密は、読者に強い印象を与えます。
春菜は作中ではあまり多くのセリフを発しませんが、
その存在感は非常に強いものがあります。
彼女が失踪した理由やその後の謎が物語全体に大きな影響を与え、
物語を進めるエンジンとなっています。
注目すべき要素:
春菜が失踪した背景には複雑な人間関係や恐ろしい出来事が絡んでおり、彼女の秘密が物語のカギを握っていることが後に明かされます。物語の中での彼女の存在は、冒険を進める過程で一真や仲間たちにどれだけ深い影響を与えているかが描かれています。
3. 高橋 宏(たかはし ひろし)
【仲間の一人・積極的な性格で行動派】
性格: おおらかで積極的、少しお調子者
役割: 冒険の相棒、笑顔とエネルギーの源
高橋宏は、乾一真の友達であり、物語の中で非常に重要な役割を担うキャラクターです。
彼は、おおらかで積極的な性格をしており、物事に対して明るく前向きな態度を取ります。
困難な状況に直面しても、仲間を鼓舞し、積極的に行動します。
彼のキャラクターは、物語の中で「バランス役」として機能しています。
一真が迷ったり、悩んだりしているときに、
高橋は明るく状況を打破しようとすることが多く、読者にとっても心強い存在です。
また、彼の軽い一言が物語の中でしばしばコミカルな要素を提供し、
全体的な雰囲気にアクセントを加えます。
注目すべき成長:
高橋は冒険を通して、ただの「お調子者」から一歩成長し、仲間として頼りにされる存在へと変わります。
特に一真と一緒に困難に立ち向かうシーンでは、彼の意外な一面が描かれることもあります。
4. 藤井 あずさ(ふじい あずさ)
【謎を追う賢い少女・冷静かつ理知的】
性格: 冷静で理知的、論理的思考が得意
役割: 物語の知恵袋、謎解きのサポート役
藤井あずさは、乾一真の冒険仲間であり、グループの中では一番理論的な立場にいるキャラクターです。
彼女は非常に冷静で、思考を重視する性格をしています。
何か問題が起きたときも、感情に流されることなく、
論理的に解決策を見つけ出します。
あずさは、物語を進める中での「知恵袋」としての役割を果たします。
謎解きの際に、彼女の知識や冷静な判断がチームを助けることが多く、
物語の中で欠かせない存在となっています。
注目すべき要素:
彼女の冷静さと理性が、時に周囲の感情に影響を与えることもあり、あずさ自身の成長過程も見逃せません。また、彼女の存在が物語に深みを与え、特にサスペンス要素が強いシーンではその重要性が際立ちます。
5. 佐藤 翼(さとう つばさ)
【もう一人の仲間・感情豊かで少し心配性】
性格: 感情豊か、やや心配性だが仲間思い
役割: 心理的サポート役、感情的な支え
佐藤翼は、物語の中で感情的な面で一真たちを支えるキャラクターです。
少し心配性なところがあり、仲間たちが危険な目に遭うたびに不安を感じ、
行動に迷うこともあります。
しかし、その心配りが仲間思いで、物語を通して他のキャラクターたちとの絆を深めていきます。
注目すべき成長:
翼は物語が進むにつれて、他のキャラクターたちとの信頼関係を築き、徐々に自分の不安を乗り越えていきます。その成長の過程は、読者にとって感動的なものとなっています。
『ぼくたちの死体探し』の主要キャラクターたちは、それぞれ異なる個性を持ちながらも、物語を進める中で強い絆を育んでいきます。冒険の中で彼らがどのよう
著者
山崎峰水(やまざき ほうすい、1964年生まれ )は、
日本の漫画家で、本名の一部をとった山崎浩(やまざき ひろし)、
ヒロ山崎などのペンネームも使用しています。
冒険活劇。レポートマンガを得意とし、
デビューからしばらくは山崎浩のペンネームで執筆が多かったが、
のち児童文学の挿絵などイラストも手がけています。
1990年代末から、祖父の雅号を受け継ぎ、
現在の山崎峰水の名義でホラー漫画をメインに執筆活動を開始しています。
本書の感想
本書を読むとスタンドバイミー的なノリで、
ノスタルジー感があり、
若かりし夏休みの記憶がよみがえります(^^)
あらすじや1巻目を読むと恐怖をあおる描写と共に
少しずつ見えてきそうなサスペンス漫画としては
面白そうな出だしになっています。
ひと夏の冒険譚で始まりますが、
どんどんシリアスな展開になっていきます。
子供たちのちょっと楽しそうな冒険みたいな雰囲気で始まりながら、
冒頭の恐ろしいシーンにどうつながっていくのか、
そして残虐な社会の闇とのギャップ、読者を騙す表現など、
展開がどんどん気になっていき、引き込まれます。
オカルトやサスペンス、冒険が好きな方に特におすすめの漫画です。
緻密なストーリーテリングと緊迫感ある展開が魅力的で、
一度読み始めたら最後まで目が離せません。
夏の思い出と共に、心に残る作品です。
ぜひとも読んで見て下さい。
初心者でも楽しめる!試し読みも充実
興味がある方はぜひ読んで見て下さい。
数話ですが試し読みもありますので、
ちょっとでも気になれば読んで見るといいと思います!
(先にネタバレしてしまい、結末が分かってる方でも、初めから見ると面白いですよ)
「ぼくたちの死体探し」は、オカルトやサスペンス、
冒険が好きな方に特におすすめの漫画です。
緻密なストーリーテリングと緊迫感ある展開が魅力的で、
一度読み始めたら最後まで目が離せません。夏の思い出と共に、心に残る作品です。
総合評価
総合評価(100点満点中 92.5点)
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