Vinland Saga(ヴィンランド・サガ)
こんばんは。
中世の描写が大好きなポンコツサラリーマンの土星です。
学生時代に読んだプラネテスという近未来で
社会問題となった宇宙ゴミ(スペースデブリ)の回収作業屋さんの漫画が
面白かったので同じ著者の漫画を購入してみました。
こんな方におすすめ
・中世ヨーロッパもの・歴史ものが好きな方
・ヴァイキングが好きな方
・剣闘ものが好きな方
本書の概要・あらすじ
本書の概要・あらすじ
11世紀、北欧の地は、蛮族と恐れられたヴァイキングにより
戦火にまみれていた。
その中に父親を殺され、復讐のため戦場を
駆け抜けた主人公である少年・トルフィンがいた。
彼は父親の仇敵・アシェラッドを殺すために生き、
生きるために戦った。
だが、イングランド王位をめぐる争いの中で
アシェラッドは不慮の死を遂げる。
唯一の希望を失い、
奴隷に身をやつしたトルフィンはそれでも
なお安息と豊穣の地、ヴィンランドを思い描く。
心休まる日はいつ訪れるのか。
”本当の戦士”の物語が紡がれていく。
著者
1976年生まれ。神奈川県横浜市出身。
代表作は、『プラネテス』『ヴィランド・サガ』。
座右の銘:「あ、一瞬待ってください、じゃ半日でもいいです」
本書の感想
時代は11世紀、北欧の地は、蛮族と恐れられたヴァイキングの全盛期。
その時代に父親を殺され、復讐のため戦場を駆け抜けた主人公が
”本当の戦士”として成長していく話です。
私だけかもしれませんが、主人公、主人公の父が
ドラクエVの主人公、パパスと被りました(^^)
11世紀頃の歴史でヴァイキングというものを詳しく知らなかったのですが、
本作で少し知ることができました。
ヴァイキングは伝説混じりの英雄譚が多く、
史実が曖昧な点が多いようですが、
彼らの人生観や博識さをよく理解することができます。
最初は時代背景などよく分からないところもありましたが、
読んでいくうちにぐいぐい引き込まれていきます。
そして、巻数が進んでいくうちに、深く考えさせられます。
現代よりも理不尽な封建時代、
権力者でなければ生きにくい時代の影に物言わず耐えていた人々がいたこと、
その中での希望は何だったのか考えさせられました。
また、戦場を離れ、安息と豊穣の地、ヴィンランドを求め、
探検、開拓していく姿にたくましさを感じます。
興味がある方は是非読んで見て下さい。
序盤に書いたプラネテスという漫画も面白いので、
興味がある方はこちらも読んでみてください。
総合評価
総合評価(100点満点中 90点)
※個人の主観です
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