体調不良で数日間、寝込んでしまい、
久々にゆっくり本を読む時間ができたので、
友人からもらった本を読みました。
コロナが流行り始めたころにトレンドになった本で、
著者のエマニュエル・トッド氏はフランスの歴史学者、人類学者であり、
自分の思考法、思考マシーンの仕組みについて語っている本になります。
著者のデータ収集力、整理、フローチャート図式化し、
その思考過程の図式からソ連の崩壊、リーマンショック、ブレグジットなどの予測を導びいた考察、理論的な説明に脱帽です。
序盤で哲学に喧嘩を売っているのに実は哲学好きでしたという著者の人柄に触れたり、
フランスの知識人の頭の中を覗き見できた気がします。
個人的には「人間は死ぬと言うことを知っている動物。だからこそ人間として心地よく生きていくためには、この点について忘れる、目をつぶる必要がある。だから、人間を構成する遺伝子の中に、つまり生物学的にも生理学的にも、理性を忘れると言う機能がサブプログラムとして組み込まれている。宗教などよりもさらに奥深い部分の話。とにかく、私については考えてはいけない」という一節が頭に残りました。
著者のファンも多いようですので、話のネタとして読んでみるのもありかと思います。
興味がある方は是非読んでみて下さい。
総合評価
総合評価(100点満点中 83.75点)
※個人の主観です
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