Amazonやビジネス雑誌に推薦されていたので、早速購入。
人間心理、歴史、行動学、お金の関係性を述べており、
お金持ちがどんな行動をしているのか、いろいろな角度から分析されています。
意味もなく貯金しようとかお金持ちに必要な行動もかかれています。
今までの投資本が同じようなことを書いている中で、
多面的視点から、お金との付き合い方、投資について、
平易な文書で、項目ごとに細かく区切られて書かれていますので、
とても読みやすいです。
私的に気になったのは・・・
(1)億万長者になるには運が作用する。
ただし、成功における運の役割、失敗におけるリスクの役割はコインの裏表であり、
成功者はたまたま運がよかった。失敗はたまたま運がなかった。
ということが書かれています。
(2)複利の重要性
これは有名な話ですが、
アインシュタインが複利は人類最大の発明と言っているように
長期間、投資を続けることで最終的に爆発的な利益を生む。
ウォーレン・バフェット氏の純資産の95%は65歳以降に得られたものであり
75年以上一貫して投資を続けてきた賜物であるという話も納得です。
(3)テールイベントの絶大な力
1%以下の行動が成功を決める。
成功者は99%のいろいろな試行錯誤の結果、成功している。
成功者も間違っており、ビジネスや投資の世界では半分以上間違っていても、
大金をえることができる。
(4)本当の富は見えない
裕福に見えても破産寸前の人や、地味に見えても実は裕福な人もいる。
富とは、将来より多くのものや選択肢を手に入れるため、
今買うものを抑えることで生まれる。
すなわち、お金を使わないことが富になる。真理ですね。。
他にも色々、ためになることが書かれており、
お金や投資に対する自分の考え方を確立でき、
さらにそれを信じ抜く自信が得られるようになります。
自分の投資手法をすぐにコロコロ変えてしまう人におすすめです。
ちなみに「訳者あとがき」で本書の内容がまとまっているので、
時間が無い方はここだけ読むのもいいと思います。
総合評価
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